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なぜ銀行員は転職するのか?転職を希望する理由や対処法を解説

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雇用が安定しており、給与水準が高いことで知られる銀行。

しかし、若手を中心として、銀行から転職を希望する銀行員は少なくない。

高い社会的地位を捨てて、転職する理由はどこにあるのだろうか。

銀行員の転職理由について解説する。

目次

銀行員が転職する理由とは?

銀行員は高給・安定というイメージがあり、就職人気ランキングでは常に上位にランクインしている。

大手都市銀行の場合、30歳前後で年収1,000万円に到達することも珍しくなく、社会的地位の高い仕事だ。

しかし、若手銀行員を中心に転職する銀行員は少なくない。

彼らが高い給与や安定した仕事を捨てて、転職する理由はどこにあるのだろうか。

ノルマが厳しい

銀行員の転職理由で最も多いのが過大なノルマだ。

法人営業の場合、新規貸出や融資残高、生命保険や投資信託の販売手数料、決済性商品や外為商品の販売など様々なノルマが設定される。

また、個人営業では、投資信託や生命保険、外貨建金融商品、株式、債券といった様々な金融商品を個人顧客に販売している。

リスクの高い金融商品ほど銀行にとって収益が大きい。

しかし、ハイリスク商品をよく理解していない高齢者に販売しなければいけないことに罪悪感を感じる銀行員もいるようだ。

特に最近では、マイナス金利の影響で貸出利ざやが減少し、本業である融資業務が伸び悩んでいる。

したがって、投資信託や生命保険、外貨建金融商品などの手数料ビジネスに注力しており、ノルマが厳しくなっているようだ。

これらのノルマは半年毎に更新されるため、ノルマを追い続ける銀行員人生に嫌気がさす銀行員も少なくない。

昭和気質の企業文化

銀行に限らず金融業界は様々な金融法制や金融庁の通達を厳格に遵守する必要があるため、行風が堅くなる傾向にある。

ノルマ至上主義が根強く残っており、営業会議で支店長や課長クラスに厳しく詰められることもあるようだ。

また、2〜3年毎に異動を繰り返すため、転勤が多いのだが、誰かが異動したり、異動してくる度に歓送迎会を実施するため支店の飲み会が頻繁に開催される。

飲み会では新人が一発芸を強要されたり、上司のお酌をしたりと古い飲み会文化が残っており、若手を中心に居心地の悪さを感じる銀行員も多い。

休日には接待ゴルフや地域の行事に強制的に参加させられることもあり、古い企業文化に辟易している銀行員は少なくないだろう。

飲み会が多い

銀行の支店では頻繁に飲み会が開催される。

銀行員は2〜3年の周期で異動を経験するが、支店の誰かが異動したり、支店に異動してくる人がいると歓送迎会が実施される。

大規模な支店であれば、毎月一人は異動したり、異動してくる人がいるため、その度に歓送迎会が実施される。

飲み会は自腹で参加することになるため、毎月相当額が飲み会代として消費されてしまう。

若手銀行員は給与が高くないため、飲み会の費用を捻出することに苦労するようだ。

将来性が不

大手都市銀行を中心に大規模な支店・人員削減計画が発表されている。

経費を削減することが目的だが、背景にあるのは銀行業界を取り巻く厳しい経営環境である。

日銀がマイナス金利政策を開始してから、銀行の貸出利ざやは大きく減少した。

銀行の本業である貸出業務で収益性が低下してしまっている。

地方の過疎化と衰退によってすでに有望な貸出先が少なくなっていたが、貸出利ざやの減少によって追い打ちをかけられた格好だ。

また、フィンテック系のベンチャー企業やIT企業が銀行などの金融業界に多数進出している。

銀行を利用しない決済手段や資金調達手段が登場し、銀行が担う社会的役割が縮小している。

このように銀行の業界環境が悪化する中で、銀行の将来性に不安を抱いて転職する銀行員は少なくない。

転勤が多い

銀行員は2年から3年の周期で異動となるのが通例だ。

これは取引先企業との癒着を防ぐ目的があり、異動が発令されてから1週間程度で次の支店に着任する。

しかし、異動になった銀行員は大変だ。

わずか1週間前に日本全国いずれかの支店に異動になることが発令され、その間に引越し作業や後任への引き継ぎを行うことになる。

また、短期間で異動を繰り返すために将来設計にも支障が生じる。

家族がいる銀行員は配偶者が仕事を辞めて転勤先についてきたり、子供が転校を繰り返す必要がある。

また、マイホームを購入した直後に異動が発令され、結局賃貸に出さなければなくなったという話も珍しくない。

辞令一つで日本全国に転勤の可能性がある銀行員人生に嫌気がさして転職を決意する銀行員も少なくない。

銀行から転職したい時の対処法

銀行員の仕事に限界を感じた時に今すぐ転職したいと考える銀行員もいるだろう。

しかし、銀行から転職してしまう前に今の職場に残って対処できるか考えてみることも重要だ。

銀行から転職したいと考えている銀行員が実践できる対処法を紹介しよう。

異動願いを提出する

銀行の支店はよく中小企業に例えられることが多い。

つまり、支店長が社長であり、社長次第で企業文化が変わるのだ。

支店によって企業文化が異なることも珍しくなく、全国に支店がある大手都市銀行では、大都市の支店と地方の支店では「同じ会社なのか?」と思うほど企業文化が変わることがある。

また、銀行員は支店以外にも本部勤務という道がある。

本部では人事部や広報部、財務部といった様々な部署があり、部署によって文化や働き方は異なる。

このように同じ銀行であっても働く支店や部署によって企業文化が変わるため、環境が合わないと思っても異動すれば、元気に働けることもある。

転職したいと思ってもまずは部署の異動願いを出すことを選択肢に入れてみよう。

職場以外の人に相談する

銀行から転職したいと思った時に上司に相談することは極力避けたほうがいい。

部下が退職すると評価が悪化するため、部下の退職を引き留めようとする上司が多いからだ。

また、銀行の同僚や先輩に相談すると、退職を検討していることが噂となって広まることもある。

転職の相談は銀行の外の人にするのが賢明だ。

例えば、家族や信頼できる友人に相談することで客観的な意見が得られるだろう。

他業種で働く友人の話を聞くことで、自分の状況を客観視することもできる。

転職活動を始めてみる

転職を検討している時に思い切って転職活動を始めてもいいだろう。

転職活動を始めて、転職エージェントから求人を紹介されたとしても、応募しなくても問題ない。

また、求人に応募して、内定を貰った後でも辞退することは可能だ。

実際に転職活動を始めてみて、「どのような求人があるのか」「転職市場での自分の価値はどれくらいか」などを確認してみてもいい。

転職活動の結果、銀行に残ることがよい選択だと思うかもしれない。

実際、内定を辞退して銀行員として働き続ける人もいるのだ。

銀行員に人気の転職先

銀行員は雇用が安定しており、高い年収を貰っているが、転職する人は少なくない。

転職する銀行員に人気の転職先はどこだろうか。

銀行を含む金融機関

銀行員の転職先として金融機関は人気だ。

金融業界での勤務経験やスキルが活かせるため、即戦力として活躍することが可能だ。

例えば、証券会社や生命保険会社、外資系銀行が挙げられる。

意外なことに銀行員が他の銀行に転職するケースも少なくない。

銀行内の人間関係や勤務場所に不満を持つ銀行員の場合、他の銀行も転職先として有望な選択肢だ。

IFA

IFAとは、“Independent Financial Advisor”の略称であり、日本語では、「独立系ファイナンシャルアドバイザー」と訳されている。

IFAは、「独立系」という名称の通り、中立・公平な立場から、顧客に金融アドバイスを提供したり、金融商品を販売している。

IFAの前職として大半を占めるのは証券会社だが、元銀行員のIFAも少なからず存在する。

個人や法人向けに金融商品を販売した経験がある銀行員であれば、IFA法人で歓迎されるだろう。

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